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プランクトン図鑑

鰓脚亜綱

Acroperus harpae

【和名:フナゾコミジンコ】 体長は0.5~0.7mmの長卵円形.殻は淡黄色から黄褐色で透明.後腹隅に1-3個の小さな刻歯を有する.全国的に見られるが,東北から北海道の腐植性池沼に多い.    

Alona rectangula

【和名:コシカクミジンコ】 体長0.4~0.5mmの小型のミジンコ.後腹部の肛刺が8~10本の櫛状にならぶ.全国の池沼やため池に普通に見られる.  

Bosmina longirostris

【和名:ゾウミジンコ】 0.4~0.8mmの卵円形のミジンコ.第1触角が前下方へ伸び,ゾウの鼻のように見える.雄ではこの部分がくびれ,雌と体型が異なる.全国の湖や池沼に広く分布する中栄養型プランクトンの代表種.    

Bosminopsis deitersi

【和名:ゾウミジンコモドキ】 0.3~0.6mm.名前のようにゾウミジンコに似るが,殻刺(Mucro)がないことで容易に区別できる.全国の湖沼に広く見られるが,最近減少している.

Bosmina fatalis

【和名:シナゾウミジンコ】 体長は0.22~0.88mm,雄は0.28~0.42mmの卵円形.第1触角が長く,前下方に伸び,あるいは前方にそり返って伸びる.殻の後方に向かってMucroとよばれる殻刺が長く伸びる.産地によ …

Chydorus sphaericus

【和名:マルミジンコ】 体長0.3~0.5mm.円形の小型ミジンコ.底生で,水草帯や底泥近くに生活する.全国の池沼,水草帯などで普通に見られる.

Daphnia ambigua

【和名:マギレミジンコ】 0.7~1.0mmで,吻から第1触角に形態的な特徴がある.殻刺は欠くか短い.全国の池沼に広く分布し,最近は増加する傾向が認められる.

Daphnia galeata

【和名:カブトミジンコ】 1.3~3.0mmで,頭頂がとがる.殻刺は長く,体長の2分の1以上が普通.全国の湖や池沼に広く分布し,夏季に多い.最近,分布が拡大する傾向が認められる.  

Daphnia pulicaria

【和名:オオビワミジンコ】 1999年6月に突然琵琶湖に出現した大型のミジンコ.体長は1.5~3.0mm.北アメリカの太平洋岸の湖沼のものとDNAが一致する.後腹部の尾爪の基部に大きな刺列を持つ(写真を付す).琵琶湖をは …

Diaphanosoma dubium

【和名:オオアタマミジンコ】 0.7~1.5mmで,殻の末端まで達する長大な腕(第2触角)と大きな頭部が特徴.全国の池沼に広く分布し,主に夏季に出現する.

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