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2016年3月7日(月)、本学に新たに導入された電子顕微鏡システム(HITACHI TM3030 、OLYMPUS SZX16)のお披露目会が、本学教職員を対象に開催されました。これは平成27年度文部科学省私立学校施設整備費補助金を受けて整備されたもので、地域貢献を目的とする用途に使用します。

お披露目会は、副学長、常務理事等、大学役職者をはじめ、教職員、学生など約30人が参加しました。この日は、キャンパスに咲く椿の花粉や、キクイムシ、ダニ等を観察しました。参加者は交代で顕微鏡をのぞきこみ、スクリーンに映った画像を確認して精緻な画像を堪能しました。顕微鏡の説明は、田中正明環境情報学部教授と牧田同学部准教授が担当しました。両教員は、生物学研究所所属の研究員でもあります。

電子顕微鏡は一般的に見られる光学顕微鏡とは異なるしくみで観察するため、同じ倍率でもまったく見え方が違います。知識としては知っていても「百聞は一見に如かず」とはこのことで、実際に観察した参加者からは「これは面白い」と声が上がりました。田中教授からは「大きく見えることだけが電子顕微鏡の良さではない。生物に限らず、金属の表面等、精緻に見えることで品質確認できるなどの使い方もある。ぜひ、色々な方に広く使用してほしい」と発言がありました。
今後は、環境情報学部と本学生物学研究所とが強力に連携し、地域の子ども達の理科教育支援や、理科教育者など大人も含めた生涯教育にも活用していく予定です。

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【観察用の花粉を採取する牧田准教授】

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【電子顕微鏡システム】

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【開始前の確認を行う牧田准教授と井岡環境情報学部長】

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【電子顕微鏡の精緻な画像(珪藻)】

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【学生も操作体験】