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8月25日、四日市大学と四日市公害と環境未来館との連携企画「エコキッズ夏休み実験講座」の一講座として、電子顕微鏡を使用した講座を行いました。講座は大八木麻希環境情報学部専任講師が進行し、2名の学生がアシスタントを担当しました。この日の出席者は、同館で募集した7組17人の親子の皆さんです。
この日のテーマは「生物観察入門:☆砂を探せ!」。
講師が顕微鏡の仕組みや、砂とは何かについて説明した後、子どもたちは、シャーレに入った砂を肉眼や実体顕微鏡で観察しました。砂には星砂、ウニのとげ、サンゴなど、様々な微小生物が含まれており、みんな口々に「線が見える」「これは何?」と熱心にレンズを覗き込みました。
続いて行ったのは生物スケッチ。実体顕微鏡を通して見える形を、正確に写し取る作業ですが、これには子どもたちもてこずったようです。
講義の後半は、いよいよ電子顕微鏡での観察。各組が、自分の髪の毛やまつげ、シャーレの中から取り出したものなどを選んで、大八木講師に手渡しました。講師は、電子顕微鏡で観察するための手順から丁寧に説明、観察の際も「これは、ウニのとげですね。実体顕微鏡では線しか見えませんでしたが、電子顕微鏡では線の奥にある孔が確認できます」とわかりやすく違いを示しました。電子顕微鏡の性能の高さに、子どもたちもびっくりしたようです。次々とコンピュータ画面に映し出される画像に「トルコギキョウの花粉は、コーヒー豆みたい」、「これは孔があるからサンゴだ」などと、活発に発言がありました。
終了後のアンケートも大変好評で、「面白かった」という声がたくさん聞かれました。最後は、電子顕微鏡画像 (有孔虫の「太陽型」と「星型」)を入れた、大八木先生手製のしおりをお土産に差し上げ、講座は終了しました。これを機会に、ぜひまた、四日市大学においでいただきたいと思います。

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【講座の様子】

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【観察対象の砂】

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【まずは実体顕微鏡で観察】

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【スマートホンで撮影】

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【アシスタント学生も熱心に参加】

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【砂の画像(実体顕微鏡)】

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【いよいよ電子顕微鏡で観察します】

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【講師を囲んで熱心に観察】

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【お土産のしおり(講師手製)】