2017年2月25日、山手中学校の皆さんが来学され、電子顕微鏡体験会を実施しました。この日は同中学校の土曜活動日で、保護者の方も同行され、生徒11名、保護者4名、引率教諭1名の15名がご参加いただきました。生物学研究所に所属する田中正明環境情報学部教授、牧田直子環境情報学部准教授、片山清和経済学部准教授が担当し、和気藹々とした楽しい雰囲気の体験会となりました。

この日は、あらかじめ、生徒の皆さんが観察したいものを決め、それを持参されました。EM菌、しいたけ、重曹などの観察物ごとに、3つのグループに分けて観察を始めました。特にEM菌は、観察するための下処理から開始し、水分をエタノールに置換する作業を行いました。初めて使用する遠心分離機や、攪拌の作業など、生理学研究の本格的な実験作業を行い、顕微鏡で菌を確認する様子に、別のグループからも人が集まり興味津津でのぞきこんでいました。

しいたけは、実体顕微鏡で観察したときは、白い部分は平坦な単一様にしか見えませんでしたが、電子顕微鏡では細かいヒダの一本一本が観察され、生徒だけでなく保護者の方も「面白いね」と高い関心を示されました。フィラメントが断線し、電子顕微鏡が途中で使用できなくなるアクシデントがあり、せっかく処理したEM菌を電子顕微鏡で確認することができなくなってしまいました。そこで、生徒の皆さんと相談し、春休みにもう一度、体験会を実施して、今日は見ることができなかった菌を観察することになりました。

帰りのバスの時間が近づき、田中教授の挨拶の後、理科部部長から御礼の挨拶をいただきました。「EM菌を見ることができて、本当に嬉しかった」ということばに、担当教員も笑顔で応え、この日の体験会を終了しました。春休みの体験会を楽しみにしています。