クロロコックム目
Botryococcus braunii
【和名: 】 細胞は長さ3~10μmの卵円形.細胞は細い糸状の構造で連絡し,密な群体(シノビウム)を形成する.全国の湖沼に出現する.炭化水素(重油成分)を持つ緑藻として注目されている.培養条件がかなり限られる上,成長が遅 …
Coelastrum cambricum
【和名: 】 細胞は8~12μm.6本の突起で連絡し,群体(シノビウム)を構成する.全国の池沼に広く分布する.
Dictyosphaerium pulchellum
【和名: 】 細胞は3~10μmの球形で,粘質の糸で連なり,集合した群体を形成する.群体の周囲は寒天質の皮膜に包まれるが見えにくい.全国の湖沼に広く分布する普通種.
Kirchneriella danubiana
【和名: 】 長さ7~16μmの三日月形の細胞.4,6,16~64細胞が集合して群体を形成する.全国的に分布する.
Pediastrum araneosum
【和名: 】 細胞は18~25μm.2本の突起を持つ.細胞表面に網目状の模様がある.全国の池沼に広く分布する.特に腐植性水域に多い.
Pediastrum araneosum var. rugulosum
【和名: 】 細胞は20μm前後.細胞が互いに縫合されたように密着する.表面には網目模様を持つ.腐植性水域に出現する.
Pediastrum argentiniense
【和名: 】 細胞は四辺形で,群体の外側に突起を持たない.南アメリカから報告された種であり,報告例は少ない.国内では知床半島,兼金沼(野付郡別海町)など北海道から知られる.稀種.
Pediastrum biwae
【和名:ビワクンショウモ】 個々の細胞は20~30μm.通常は16~64細胞で群体を構成する.外側の細胞の角は1本で,隣り合う角は先が接近する.細胞の細いものをvar. triangulatum(ホソビワクンショウモ), …
Pediastrum duplex
【和名:フタヅノクンショウモ】 各細胞は15~25μmで,2本の角状の突起を持つ.通常16~64細胞が集合してクンショウ型の群体を形成する全国的に分布する.