2016年3月17日(木)、暁高校の生徒様と先生が来学され、電子顕微鏡体験会を実施しました。説明と進行は、環境情報学部教員で生物学研究所研究員である、田中正明教授と牧田直子准教授が担当しました。
体験会は2回に分けて実施し、午前中は同校1年生6名と谷教頭、午後は2年生4名と、伊藤教諭が参加されました。2回ともまず田中教授が電子顕微鏡について簡単に説明し、続いて牧田准教授の進行で、室外で蟻を確保。観察対象を処理してからまずは実体顕微鏡で観察しました。パソコンの画面に映された蟻の姿に「おお!」「うえっ!」など反応は様々。しかし、参加者は全員が理科科目を選択する生徒さんで、科学の目で対象物を興味深く観察していました。
蒸着(金属を対象物に吹きつける行程)では、真空状態で紫色の光が発生する様子に対しても興味津津で、田中教授や牧田教授の説明を面白そうに聞いていました。
午後からの実施では、先生にお持ちいただいたCDとタバコの葉の観察にも挑戦。CDは観察対象物の処理がうまくいかず、よく見えなかったのですが、これもまた良い経験だったと思います。タバコも顕微鏡で観察すると「『葉っぱ』であることがよくわかる」という感想が聞かれました。
今年度中に、あと2回の学外者による体験会が実施される予定です。
【顕微鏡について説明を受ける】
【実体顕微鏡で蟻を観察】
【電子顕微鏡で蟻を観察】
【対象物の処理について説明を受ける】
【電子顕微鏡の操作】