田中所長と小川研究員が北海道の池沼のプランクトン採集の旅に出ました.
簡単に道中記などを報告します.
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2016年8月5日(木)14時30分.
昨夜は厚岸湾岸の道の駅「厚岸グルメパーク」で車中泊となりました.この駅は牡蠣で有名です.われわれも夕食に牡蠣をたくさん食べました.田中所長は何回も来ているようです.
今日は,9時ごろ出発して,厚岸湖,厚岸湾,床潭(とこたん)沼,藻散布(もちりっぷ)沼,火散布(ひちりっぷ)沼を回り,現在根室へ向けて移動中です.最初の厚岸湖では良い場所が見当たらず採集を断念し,外側の厚岸湾で付着珪藻などの調査のため昆布やヒバマタなどを採集しました.厚岸湖は汽水湖で牡蠣の養殖で有名です.床潭(とこたん)沼ではヨシ,スゲなどの湿性植物の茂みを少し進み,そこからネットを投げます(写真).床潭沼は泥炭海跡湖ですが,ここには北海道の天然記念物の緋鮒(ひぶな)が生息しています.北海道では8か所,緋鮒の生息地が確認されていて,床潭沼の緋鮒は1972年,春採湖に続いて天然記念物に指定されました.藻散布沼ではヒバマタの採集のみ,火散布沼はとくに採集はしませんでした.床潭沼を除くといずれも汽水湖なので,今回は若干関心が低下します.
追伸.今朝になって急に日焼けしていることに気づきました.首の後ろのところがヒリヒリするのは小学校以来です.連日「気温20度前後の曇り空」の予定が,夏晴れで日差しの強い日が続いています.この歳になるとお肌の劣化が気になりますが,いまさらUVカットを買っても「時すでに遅し」でしょうか.(小川記)