2018年7月23日(月)、愛知教育大学付属岡崎中学校1年生の生徒さんより取材を受けました。この取材は愛知教育大学付属岡崎中学校が総合的な学習の時間において、”Lifework” という活動の一環として、プランクトンに興味を持った生徒さんから、本研究所のプランクトン研究についての取材申し込みが行われ実現しました。“Lifework”とは、子ども一人一人が日常生活や教科の学習の中から課題を見つけ、自らの体験に基づいて解決を図ったり、広く地域社会に出かけて追求を深めたりする学習のようです。本研究所からは牧田直子環境情報学部准教授、後藤雅史研究員が対応しました。午前10時からみっちり2時間、四日市大学第2実験・実習室において、取材と生物顕微鏡および電子顕微鏡によるプランクトン観察が行われました。

まず、生徒さんが事前に用意した質問に研究員が答える形で始まり、その後は大学近くの水田に行き、プランクトンの採集を体験しました。長靴に履き替え、プランクトン採集セットを持って水田へ。取材時間があまり長くないこと、猛暑であることを考慮して、短時間で採集を完了しました。第2実験・実習室に戻り、水分補給をしたのち、採集したプランクトンでプレパラートを作り、生物顕微鏡を使って観察を行いました。つづいて電子顕微鏡を操作しての観察。モニタに映し出されるプランクトンを見つけては、真剣に研究員へ質問する生徒さん見ると、その熱意がうかがえます。取材を終えた生徒さんからは「プランクトンに対してより興味が深まった」との感想があり、今回の取材とプランクトン観察が、生徒さんの今後の”Lifework” 活動の一助となることを、心より期待しています。

【取材を受ける牧田准教授】

【プランクトン採集のため水田へ】

【プランクトン採集】

【採集した水をプランクトン採集器で濃縮】

【生物顕微鏡による観察】
 

【電子顕微鏡による観察】
 

【電子顕微鏡で見える珪藻】