原生動物門
Euglypha acanthophora
【和名: 】 長さ55~80μmで,鋸歯状の刺を持った鱗が列生する.短い刺が数本後方へ伸びる.池沼の水草帯,高層湿原に出現する.
Euglypha strigosa
【和名: 】 長さ45~100μm.上下扁平で,表面は鱗状.殻前面に短い刺を持つ.開口部は鋸歯状の突起が並ぶ.湿地や高層湿原に見られるが少ない.
Lesquereusia modesta
【和名: 】 殻は100~150μmで,渦巻き状になる.L. spiralisに似るが,表面が砂粒で模様がなく,区別できる.全国の池沼や腐植性水域に見られるが,報告例は少ない.
Lesquereusia spiralis
【和名:ウズツボカムリ】 殻は150~250μmの渦巻き状で,表面に棒状の模様を持つ.全国の池沼や腐植性水域に見られるが,少ない.
Tintinnopsis lacustris
【和名: 】 長さ40~80μmのつぼ形.殻は微小砂粒によって形成される.全国の湖沼のプランクトンとして出現する.
Trichodina pediculus
【和名: 】 直径35~60μm.樽状であるが,固定すると収縮変形する.珪藻類のCyclotellaと見誤った例を見るが,繊毛を有することで区別は容易である.全国的に分布する.