単性亜綱
Brachionus quadridentatus
【和名:カドツボワムシ】 通常長さ150μm,幅180μmだが,300μmを超える大型のものもある.前縁に3対,後縁の両端に1対の刺状突起を有する.各突起の長さや湾曲の程度は変異が著しい.全国に広く分布する普通種.
Brachionus urceus
【和名:カメガタツボワムシ】 体長は180~250μmの透明.前縁に3対の刺状突起を有し,中央の1対が大きい.全国の湖沼に広く分布する普通種.
Brachionus urceus f. nilsonii
【和名:】 体長150~180μmで,側面がやや膨らむ.前縁に3対の刺状突起を有し,中央の1対が長い.Brachionus urceus f. benniniに似るが,側面が膨らまないことで区別される.全国的に分布するが …
Conochilus unicornis
【和名:ツノテマリワムシ】 体長300~500μmであるが,ホルマリン固定すると著しく縮む.腹触手が1本見えることで,他と区別できる.全国の湖沼に広く分布する.
Filinia longiseta
【和名:ナガミツウデワムシ】 長さ150~280μmで,前肢2本,後肢1本の合計3本の肢(長い刺状)を持つ.全国の湖沼に広く分布する.
Hexarthra fennica
【和名:オナシミジンコワムシ】 体長250~300μm.体の後端の母指状突起を欠くことでH.mira(ミジンコワムシ)と区別できる.全国的に分布するがH.miraに比べれば少ない.汽水域にも出現する.
Kellicottia bostoniensis
【和名: 】 体長400~800μm.Kellicottia longispinaは長短6本の刺があるが,本種は4本で区別できる.北米からの外来種.全国的に分布が拡大している.
Keratella americana f. hispida
【和名:】 牧田・田中(2015)によって報告された.Keratella cochlearisに形状は似るが,背面の亀甲模様が全く異なる.Keratella valga等のように,中央に六角の亀甲が4個並ぶことで区別でき …