2019年6月22日(土)午後、三重ジュニアドクター育成塾・エリアEの第3回講座として、「プランクトンの採集と観察」と題した観察実験講座を実施しました.担当したのは生物学研究所の田中正明所長と牧田直子研究員で、三重県下の小中学生4名が参加されました.また、三重大学側から3名のメンターの派遣と、三重CST養成プログラムの教員の参加もありました.

まずは、プランクトンとはどんなものなのか、知っていることを書いてもらい、発表してもらいました。この日は水田でプランクトン採集をするということで、黒板に描いた「水田にいる生き物たち」の中からプランクトンを探すという課題に取り組み、プランクトンへの理解を深めました.

長靴に履き替えて水田へ行き、2人ずつ組になり、プランクトン採集を行いました.今回は、ひしゃくやカップを使って水田の水をバケツに集め、プランクトンネットを通して濃縮しました.

実験実習室へ戻り、生きているプランクトンの観察をしました.大きな生き物については実体顕微鏡を、小さな生き物は生物顕微鏡を用い、カメラで撮影した映像をモニターに映して、みんなで観察しました.また、1人1冊ずつ図鑑を貸し出し、見つけたプランクトンの分類も試みました.

最後に、ホルマリンで固定したプランクトン試料でプレパラートを作り、1人ずつ生物顕微鏡で観察しました.各自の観察を始めてからの集中力は素晴らしく、観察時間を延長しても「もっとみたかった」と講座の終了を惜しむ声が聞こえるほどでした.

【プランクトンとは何か? 授業前の考察時間】

【水田でのプランクトン採集の様子】
 

【顕微鏡でのプランクトン観察】

【観察したプランクトン(緑藻類)】
 ※その他のプランクトンはコチラからご覧ください.