Anaconda3+PyCharmインストール手順

プログラミング言語「Python（パイソン）」の統合開発環境（IDE）である「Anaconda3（アナコンダ3）」と「PyCharm（パイチャーム）」のインストール手順を掲載します．自宅PCにインストールする際の参考にしてください．

Anaconda3(Python3_12) Windows版　インストール手順
PyCharm Community版　インストール手順

授業専用の仮想環境フォルダの作り方
授業用仮想環境の指定方法

Anaconda3(Python3_12) Windows版

【インストール】

予めダウンロードしたインストーラー（exeファイル）を実行します．

このバージョンのインストーラーはここ（学内専用)からダウンロード可能です．

セットアップウィンドウが起動します．[Next]ボタンをクリックします．
ライセンスが表示されます．[I Agreet]ボタンをクリックして同意します．
インストールタイプの選択が表示されます．現在サインインしているユーザで使用する場合は” Just Me”、すべてのユーザで使用する場合は”AllUsers”を選択し、[Next]ボタンをクリックします．
コンピュータ教室の環境は”All Users”を選択しております．
インストールするディレクトリの設定が表示されます．デフォルト設定のまま[Next]ボタンをクリックします．
C:\ProgramData\anaconda3
オプションの設定が表示されます．以下にチェックを入れて[Install]ボタンをクリックします．
・「Create start menu shortcuts」はスタートメニューにショートカットを作成
・「Register Anaconda as my default Python 3.12」はAnaconda をデフォルトのPython 3.12環境として設定
インストールが始まります．
Setup was completed successfully”が表示されるのを確認して[Next]ボタンをクリックします．
Jupyter notebook の紹介が表示されます．[Next]ボタンをクリックします．
Anacondaの紹介ページ等を開くかの選択が表示されます．不要ならばチェックを外してください．[Finish]ボタンをクリックします．

PyCharm Community版

【インストール】

予めダウンロードしたインストーラー（exeファイル）を実行します．

このバージョンのインストーラーはここ（学内専用)からダウンロード可能です．

セットアップウィンドウが起動します．[次へ]ボタンをクリックします．
インストールするディレクトリの設定が表示されます．デフォルト設定のまま[次へ]ボタンをクリックします．
C:\Program Files\JetBrains\PyCharm Community Edition 2024.1.4
オプションの設定が表示されます．何もチェックせずデフォルト設定のまま[次へ]ボタンをクリックします．
スタートメニューフォルダの設定が表示されます．デフォルト設定のまま[インストール]ボタンをクリックします．
インストールが始まります．
“PyCharm Community Edition セットアップウィザードは完了しました。”が表示され、”PyCharm Community Editionを実行”にチェックが入っていることを確認して[完了]ボタンをクリックします．

【初期起動時の設定】
利用規約が初回のみ表示されます.同意するため、”本ユーザー使用許諾契約の条項を読み、同意したことを認めます”にチェックを入れて[続行]をクリックします．
データ共有の許可を得る画面が表示されます．統計データを開発元に送信するか否かを答えます．
[送信しない]をクリックします.
Import Settingsの画面が表示されます．[Skip Import]をクリックします.
PyCharmが起動します．
左メニューの[Plugins]をクリックし、右ペインの[Japanese Language Pack]の[Install]をクリックします.
[Restart IDE] をクリックします．
[Restart] をクリックします．
PyCharmが再起動されます．日本語表記になっていることを確認します.

【エディタの設定】
続いてエディタの設定を行います．空白の全角と半角を分かりやすく表示するための設定です．
左メニューの[カスタマイズ]、右ペインの[すべての設定]をクリックします．
左メニューの[エディタ] – [一般] – [外観] の順にクリックし、右ペインの[空白を表示]にチェックを入れて[OK] をクリックします．
（先頭、内側、末尾、選択範囲はチェックオンのまま）
PyCharmを終了します．

【授業専用の仮想環境フォルダの作り方】
Anaconda Navigator を起動します．
左メニューの[Envionments]をクリックします．
ウインドウ下にある[Create]をクリックします．
Nameに仮想環境フォルダの名前(adachi_class等)を入力して、[Create]をクリックします．
C:\ProgramData\Anaconda3\envs\adachi_class が作成され、16個のライブラリがコピーされます．
ここに追加のライブラリを以下の手順でインストールします．
追加するライブラリ　：nrtrmp , Japanize-matplotlib , Pandas , opencv , openpyxl

(1)画面上部の[Channels]をクリックし、その下の[Add]をクリックします.

(2)その下に表示されるテキストボックスに [nrtrmp]と入力してエンターを押下します.

(3) [UpdateChannels]をクリックします.

(4)画面上部の[Channels]の左にある[installed]を[All]に変更します.

(5)画面上部”SearchPackages”とある検索ボックスに”Jap”と入力すると一覧にJapanize-matplotlibが表示されるので、チェックをいれて「Apply]をクリックします.

(6)ライブラリのインストールが始まります.

(7)途中で関連するライブラリのインストールを求められる場合があるので、その場合も[Apply]します.

(8)同様の手順（(5)～(7)）でPandas , opencv , openpyxlをインストールします.
Anaconda Navigator を終了します．

【授業用仮想環境の指定方法】
PyCharmを起動し、[新しいプロジェクト]をクリックします．
以下を設定して[作成]をクリックします．
　　インタープリターのタイプ　：カスタム環境
　　環境　　：既存の選択
　　タイプ　：Conda

　　パス　　：C:\ProgramData\Anaconda3\condabin\conda.bat (デフォルト)
　　環境　　：adachi_class
新しいプロジェクトが表示されます．Pythonプログラムを作成する準備が完了しました．