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Visual Studio Community 2019 コマンドラインコンパイル手順

Visual Studio Community 2019のC/C++言語を使ったコマンドラインコンパイル手順です.

目次

  1. 開発者コマンドプロンプトの起動
  2.  

  3. Cプログラムのコンパイルと実行
  4.  

  5. C++プログラムのコンパイルと実行
  6.  

  7. C++/CLIプログラムのコンパイルと実行
  8.  

開発者コマンドプロンプトの起動

  1. スタートメニューより [Visual Studio 2019] – [Developer Command Prompt for VS 2019] の順にクリックします.
  2.  

  3. 以下のような「開発者コマンドプロンプト」が表示されます.
      ここより clコマンドを使って、作成したソースコードから実行ファイル(exeファイル)を生成することができます.
  4.  

Cプログラムのコンパイルと実行

  1. C言語で書かれたソースコードを準備します.本例では以下のようなソースコードを test1.c というファイル名でDドライブに保存しています.
          #include <stdio.h>
          int main(void)
          {
              printf("This is a native C program.\n");
              return(0);
          }
          
  2.  

  3. コンパイルはclコマンドを使って行います.
    cl と入力後、半角スペースの後にソースコードのファイル名を入力します.

    > cl test1.c

  4.  

  5. 実行します.
    コンパイルが成功すると、exeファイルが生成されます.本例ではtest1.exeというファイル名が生成されます.
    生成されたexeファイル名(test1.exe) を入力してEnterを押下します.
    ”This is a native C program.” という実行結果が表示されればOKです.
  6.  

C++プログラムのコンパイルと実行

  1. C++言語で書かれたソースコードを準備します.本例では以下のようなソースコードを test2.cpp というファイル名でDドライブに保存しています.
          #include <iostream>
          using namespace std;
          int main() {
             cout << "This is a native C++ program." << endl;
             return 0;
          }
          
  2.  

  3. コンパイルはclコマンドに /EHscオプションを追加します.
    cl と入力後、半角スペースの後に /EHsc と半角スペースを入力して、ソースコードのファイル名を入力します.

    > cl /EHsc test2.cpp

  4.  

  5. 実行します.
    コンパイルが成功すると、exeファイルが生成されます.本例ではtest2.exeというファイル名が生成されます.
    生成されたexeファイル名(test2.exe) を入力してEnterを押下します.
    ”This is a native C++ program.” という実行結果が表示されればOKです.
  6.  

C++/CLIプログラムのコンパイルと実行

  1. C++/CLI言語で書かれたソースコードを準備します.本例では以下のようなソースコードを test3clr.cpp というファイル名でDドライブに保存しています.
          int main()
          {
              System::Console::WriteLine("This is a Visual C++ program.");
          }
          
  2.  

  3. コンパイルはclコマンドに /clrオプションを追加します.
    cl と入力後、半角スペースの後に/clr と半角スペースを入力して、ソースコードのファイル名を入力します.
    /clrオプションはコンパイラに対して共通言語ランタイム(CLR)を有効化するオプションです.

    > cl /clr test3clr.cpp

  4.  

  5. 実行します.
    コンパイルが成功すると、exeファイルが生成されます.本例ではtest3clr.exeというファイル名が生成されます.
    生成されたexeファイル名(test2.exe) を入力してEnterを押下します.
     ”This is a Visual C++ program.” という実行結果が表示されればOKです.
  6.  

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